医療費助成制度

各市区町村等の自治体には未就学または義務教育期間中の子供や心身に障害のある人等に対して、医療費の自己負担を助成する「医療費助成制度」があります。
また、病気の種類や患者の状態によっては、患者が医療機関の窓口で支払う医療費の全部もしくは一部を国や自治体が負担する制度があります。

必ず健保組合にご連絡ください

医療費助成制度の対象の方につきましては、健保組合からの給付金が重複支給とならないよう調整を行いますので、
以下◆のいずれかに該当する場合は健保組合まで必ずご連絡ください。

  • ◆新たに医療費助成制度の対象となった
  • ◆助成内容が変更になった
  • ◆重複受給していることがわかった
  • ◆今まで健保組合に連絡したことはないが、以前から医療費助成制度の対象となっている
  • ※助成内容確認のため、医療証・受給者証等のコピーををご提出いただきます。
  • ※各市区町村において、一定年齢未満の方が全員対象となる助成制度(例:子ども医療費助成)につきましてはご連絡不要です。

尚、重複して給付を受けていることが判明した場合は、支給した給付金を後日返還していただきますのでご注意ください。

主な医療費助成の種類

医療費助成は、国や地方自治体の予算の範囲内で行われますので、その内容は全国一律ではありません。
詳しくは居住の市区町村役場の窓口にお問い合わせください。

医療費助成の種類 内容
子ども(義務教育就学児)医療費助成 小学生・中学生等の(自治体によって対象年齢がことなります)の医療機関での窓口負担分を助成。

※健保組合へのご連絡は不要です。

ただし、被保険者の所得が自治体の基準を超えているため医療費助成対象外となる方は
ご連絡ください。

特定疾患医療費助成 難病のうち、原因不明、治療法未確立かつ後遺症を残す疾患の助成(ベーチェット病、クローン病等)。
小児慢性特定疾患医療費助成 治療が長期間にわたる慢性疾患の助成(がん、ぜんそく等)(原則として18歳未満)。
小児精神病医療費助成 精神科での治療を必要としている精神疾患の助成(原則として18歳未満)。
重度心身障がい者医療費助成 一定の障害等級にある方の、医療機関での窓口負担分を助成。
ひとり親家庭等医療費助成 ひとり親家庭等の父または母、養育者と、その家庭の18歳未満の子どもの医療機関での窓口負担分を助成。
自立支援医療費助成
  • 更生医療
    身体障害者手帳の交付を受けている18歳以上の方の医療機関での窓口負担を助成。
  • 育成医療
    18歳未満の障害を有する児童や、現存する疾患を放置すると将来障害を残すと認められる児童の窓口負担を助成。
精神通院医療費助成 精神疾患により通院による治療を継続的に必要とする方の外来通院での医療機関の窓口負担分を助成。
妊産婦医療費助成 妊産婦の方の保険適用分の医療機関での窓口負担分を助成。
結核医療費助成 肺結核・肺外結核に該当し、まん延させる恐れのあると認められた方の医療機関での窓口負担を助成。
B型・C型ウィルス肝炎医療費助成 B型・C型肝炎ウィルスの治療に対する医療機関での窓口負担を助成。
その他
  • 原爆被爆者に対する医療費助成
  • 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療費助成
  • 公害健康被害者に対する医療費助成
  • 生活保護法による医療扶助等の医療費助成
                       など